私がフランスで転職の際、CDI(正社員)を選択したわけとは?
在仏2年目、プロダクトデザイナーの仕事(仏企業)を探している時、
なかなか上手くいかず「個人事業主(micro entrepreneur)としてビジネスをしてみようか」と考えたこともあります。
きっと海外で就活をしたことのある人なら一度は考えることかもしれません。
そして今の会社のCDI(正社員)契約時に、
社長から「CDIか個人事業主かは自分で決めて良い」と言われ、
悩んだ結果、私はCDI契約に決めました。
今日はその理由を書きたいと思います。
今の自分の味方になる選択はどっち?
CDD(短期契約)で今の会社で仕事をしていた時、
フランスで家を買おうと考え始めたことが大きな理由です。
物件契約にCDIは必須だったからです。
個人事業主ではその夢は叶えられません。
(※もちろん稼ぎがあるなら個人事業主でもOKです。)
数ヶ月分の収入を証明する書類の提出もありますし、
安定した稼ぎは保証になります。
そして会社にもよりますが、CDIから個人事業主に変えることは難しくありませんが、逆は簡単ではありません。
その2つの理由からCDI契約に決めました。
CDIと個人事業主のそれぞれ難しいこと
CDIの難しさは、当たり前ですが「仏企業にCDI契約で雇ってもらう」こと。
これが実にハードルが高い。
失業率が高いフランス。若者のパーセンテージはもっと高く、
その中でフランス人と肩を並べて、自分のやりたいことでCDIを狙うのは非常に大変です。
では個人事業主はどうでしょう?
個人事業主と聞くと、なんだかすごそうなイメージですが、実は条件が揃えば誰でも手続きができます。
また、仕事が無ければ税金を払う義務もないので、ずっと個人事業主でいることができます。
個人事業主の難しいところは、自分で仕事を見つけて稼ぎ続けること。
「個人事業主」とただ名乗っているだけになってしまっては意味ないですよね。
全ての手続きを自分でしなければならないことも大変です。
状況が違えば違う選択をしていた?
たとえ家を買う予定がなかったとしても私はCDIを選んだと思います。
フランス人はよく言うことが変わるので、
個人事業主でずっと仕事を一緒にしていこうと社長に言われても信じられないし、
契約を簡単に切られる状態を避けたと思います。
CDIにしても個人事業主にしても良いところ悪いところがあります。
でも海外に住むにあたり、毎月決まった収入が得られる安心感は全然違います。
しかし私もいつか個人事業主として仕事をする日が来るかもしれません。
(CDIで働きながら個人事業主になることを許可している会社もあります。)
それはまだ分かりませんが、自分の気持ちがいつ動いても良いように、
今正社員として雇われている間に色々案を練りたいと思います♬^^
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