免許証を受け取ったら、まず何から始めればいい?
前回のブログにまとめたように、
日本の免許証をフランスの免許証へ書き換えたら、
次はちゃんとフランスの路上で運転できるようにならないといけませんね。
ハンドルも左右違うし、標識も違う。
フランス特有の標識や変わった道路もあります。
免許証を持っているからといって、
すぐに路上に出るととても危険です。
フランスの免許証に書き換えることが出来れば、
特に学校に通う必要もテストを受ける必要もありませが、
独学(誰かに教えてもらう)か、
もし不安なら自動車学校に短期で通って、
しっかりフランスのルールをマスターしたいですよね。
安全で楽しいドライブライフを送りましょう!
>免許証の書き換え手続きについてはこちらでまとめています。
教科書を手に入れよう
まず近くの自動車学校を探しましょう。
300€でテスト付きのクラスが受講できます。
教科書の値段は、その学校が取り扱ってるものによるので学校ごとに異なります。
教科書だけ買える学校もありますので、しっかり調べてくださいね。
上の教科書の写真は私のものです。
普通車の免許の場合、「B」というカテゴリーになります。
教科書はこの1冊だけです。
学校の情報は消していますが、中央に学校名や住所・電話番号が書かれています。
日本と違う部分
一つ目に、標識や信号が日本に比べてかなり低いこと。
下の写真のように、人の2倍くらいの高さしかありません。
しかも景観に馴染むよう信号機は色の暗いものが多いので、
うっかり見落とさないようにしましょう。
またフランスは円形交差点が非常に多い。
これは信号などの電気を節約しようという取り組みです。
下の写真はナントの中心地で撮ったものですが、
信号を探してみてください。
実はこの中に信号は2つだけ(路面電車が通るため)
日本よりはるかに信号が少ないはずです。
この取り組みは最近日本でも取り入れようという動きがありますね。
写真の中央下側に、T字路の円形交差点があるのが分かります。
見た目はこんな感じです。
このように、交差点のある場所のほとんどが円形交差点です。
ただ、見晴らしの悪い交差点(建物に囲まれた地域など)にはちゃんと信号がついて、
日本の交差点のように信号が変わるのを待つタイプもあります。
※パリは大都市なので、ナントより信号タイプが多い。
教科書の円形交差点について記載されているページをみると、
直進する場合、右折・左折・Uターンの場合、
どこの車線を走らなければならないか書かれています。
また自転車も路上を走るので、車だけでなく自転車にも注意しなければいけません。
カーナビでは「次の円形交差点の◯番目の道で直進/右折/左折」というような指示がでます。
次どこで曲がるのか分かっていれば事前に車線変更できるので、
携帯にアプリを入れるか、車にカーナビをつける工夫をしてもいいですね。
ちなみに、フランス語で円形交差点のことを「Rond-Point/ゴン・プワン」と言います。
渡仏した当初、日本でこの交差点を見たことなかったので、非常に驚きました。
「え!交差点に信号ないよ!?」「あっちに行きたいのにわざわざグルっと回らなきゃいけないの?」
と疑問でいっぱいでした。
また、一つだけならまだ良いんですが、場所によっては、一箇所に2つある所があります。
どこをどう進んでいいのか、最初は絶対迷います。
歩行者の立場でその2つ円形交差点を渡る時は少しヒヤッとします。
運転に慣れているフランス人でさえ2つある所は通りたくないと言っているので、
接触事故を起こさないように注意が必要です。
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