3拠点生活を送る中で感じた「パリ」の住み難さとは?
フランスといえばパリ。華の都パリ。
良い話も聞けば、悪い話も聞く。
パリの良いイメージって例えばなんでしょう?
- 街並みが美しいこと
- 芸術・歴史/文化・グルメ
- おしゃれな人が多い
- 自由な生き方やシンプルな生活
反対に悪いイメージは?
- 犯罪やテロが多発していて危険
- 道路が汚ない
- 移民が多い
- サービスが悪い
- 差別がある
ザッと思いつくものをあげてみました。
ただ、こういうイメージって「パリ」だけではなく「フランス」全般的に言えることも多くて、
では「パリ」ならではってなんだろう?と思い、
フランスの他の街とも行き来をする生活の中で感じた「パリの魅力と住み難さ」について話したいと思います。
私にとってのパリの魅力
私もパリは好きです。
好きな理由は、先ほどあげた皆さんが考える理由とほぼ同じ。
その中でも他の街にはないパリの歴史的で煌びやかな街並みは、
住み難さに目を潰れてしまうくらい美しいものです。
だからこそ世界中の人々から愛される「パリ」というブランドがあるのだと思います。
それにプラスして、パリは都市ならではの「様々な出会い」が魅力です。
人の出会いに限らず、アートやアクティビティーなど。インプットが多い刺激的な街。
また、スキルの高い人が集まっているし、
仕事面でもかなりモチベーションが上がる、私にとってパリは「ビジネス」の街でもあります。
私が感じた住みにくい理由
では記事のタイトルにある「パリを選ばない」理由はなんでしょう?
メディアでもあまり伝えられる部分ではないので、
これを聞きたい人も多いんじゃないでしょうか?
私が選ばないのは、危険だからでもサービスが悪いからでもありません。
1番の理由は「騒音」です。
騒音には主に、
- 工事
- 隣人の音
- クラクション
の3つが挙げられます。
まず、パリはとても工事が多い。
おまけに一つの工事期間も長いし、一つ終わればすぐ近くで次の工事が始まります。
年中(特に夏場)、工事用の柵や赤い色のテープをそこら中に見かけます。
建物の修理はもちろん、地下に埋まった配管修理など色々あります。
また、個人がアパートのリノベーションで工事する人も多く、
外からも中からも彼方此方で工事音が聞こえます。
街中を歩いてる時に一時的に聞こえる工事音なら気になりませんが、
問題は、仕事をしている時や家にいる時などその場に長時間いる場合です。
パリの建物の壁が薄く、窓も2重窓でないところが多いので、工事音が丸聞こえ・・
これは2つ目の「隣人の音」でも同じこと。
朝から工事を始める人、夜中まで騒ぎをしている人、
たくさんの子供を預かっている人(数人の子供が走り回る音)・・・
隣人問題は日本でも同じだと思うので想像してもらえると思います。
私が色んな場所に宿を取った中で(去年は10軒以上)、8割何かしら音の問題が起きました。
3番目のクラクションについてですが、これもパリならではの問題です。
(「工事音」と「隣人の音」に比べたら、なんてことないですが^^;)
パリだけなの?と思われるかもしれませんが、
他の町に住んでみると、ほとんどクラクション音を聞かないんです。
しかしパリはどこでもかしこでも。
今鳴らしても意味ある?という所でも鳴らしています。(例えば渋滞して進まない時など)
そのため交通量の多い場所だと「音→ 騒音」になってしまいます。
以前シャンゼリゼのすぐそばにアパートを借りたのですが、
クラクションの音の多さに驚きました。
ダークサイドへの理解
宿をとる時でも、音について知ることは出来ません。
住むためのアパートを選ぶ時も同じこと。
仮に知ることができて今が静かでも、それがいつまで続くか分かりませんしね>n<:
生活する中で「音」は続けばかなりのストレスになり、体調にも影響します。
イヤホンで音楽を聞くなどして避けれるものばかりではないのも厄介です。
どの国・街に住むにも、様々なダークサイドも理解し丸ごと認めてあげて、
上手く付き合いながら過ごしたいものです。
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