フランス人に日本のお土産を渡したいけど何がいいんだろう?
過去にあげたことのあるお土産から気に入ってくれたものを紹介。逆に喜ばれなかったものは?
つい先日InstagramのDMにて、
「今度フランスへホームステイに行くのですが、日本のお土産でオススメはありますか?」
という質問がありました。
この質問は他の方からも受けたことがあるので、
今日は日本から持って行くお土産についてまとめたいと思います。
私が過去にフランス人にあげたことのある日本のお土産
<食べ物>
- 抹茶系のお菓子
- おせんべい類
- 餡子菓子
<調味料類>
- お醤油など
<食べ物以外>
- お箸
- 筆記用具
- キャラクターもの
- 可愛いレターセット
– 今年あげたもの-
- お弁当箱
- スープジャー
- シリコン油引き
- 耳かき
- 吸水ターバン
↑最後の項目については、「2018年日本一時帰国の記録」に詳しくまとめていますので、気になる方はこちら。
私が薦める日本のお土産2選!!
今まであげた中で喜ばれたお土産は、
♡第一位♡
抹茶キットカット
理由は2つ。
- Matchaはフランスでも「日本のもの」として人気が高い。
- フランス人は甘党が多い。
- 1つずつ小分けなので配りやすい
フランスには普通のキットカットしか売られていないため、
抹茶味の他にも色んな味を持って行くのもアリ!(桜とかオレンジ味とか♡)
本当にこれは大人気!(欲しいと頼まれるほど)
オススメです。
♡第二位♡
抹茶ラング・ド・シャ
フランス語で「猫の舌」の意味のお菓子。
わざわざ日本のお土産でフランスのもの?と思われるかもしれませんが、
先ほど同様「抹茶」がポイントです。
上品なロング・ド・シャ+抹茶、フランスでは手に入りません。
今まであげたお土産の中でこの2つはダントツ人気でした!
塩気のあるお菓子より断然甘いお菓子が人気!
日本にはしょっぱいお菓子ってたくさんありますよね。
例えばおせんべいやおかきなどの米菓。
私もあげたことがありますが、甘いものはあっという間になくなったのに、
しょっぱいお菓子は長い間残っていました^^;
それには理由があって、フランス人にとって「しょっぱいお菓子=お酒のおつまみ」と考えている人が多いんです。
スーパーでも、塩気のあるお菓子は必ずお酒コーナーの横にあり、甘いお菓子類とは別のブース。
日常でしょっぽいものをつまむという習慣がありません。
(余談ですが、会社で私がスナック菓子を3時のおやつに食べていた時、
同僚が「お酒がいるんじゃない〜?」と言ってきたことがあります^^笑)
なので、フランス人が普段ちょこっとつまむお菓子は、大抵甘いもの。
そして、チョコレートは男女問わず皆好きです。
今の所チョコレートが嫌いなフランス人に出会ったことありません^^笑
なので先ほど「私が薦める日本のお土産」であげた抹茶キットカットはかな〜り喜ばれます。
今では日本に一時帰国すると周りに言ったら「買ってきて!」とお願いされるほど。
フランスだからチョコレート持っていても喜ばれないんじゃない?と思われるかもしれませんが、
ここ近年のお茶ブームから、「Matcha」は認知度が高く、(そして高価)
味も好まれ色も美しいので、お土産としてバッチリだと私は思います!
私が薦めない日本のお土産3選
今まであげたもので残念ながら人気がなかったお土産もあります> <
私も日本人なので「日本のものを薦めない」のは大変心苦しいのですが、
私がフランスに経つ前、こういう情報があったら参考にしたなぁと思うので、紹介します。
1. あんこのお菓子
なぜなら好き嫌いがすごく別れるからです。
(あんなに美味しいのに…TT。)
あんこのような練り物はフランスにあまりなく、
実際私の周りでもあのテクスチャーが苦手と言う人がいます。
もともとアジアのお菓子を食べたことがあって存在を知っている人にあげるには大丈夫だと思いますが、
あまり知らない人には難しいかも。
あんこのお菓子を持っていきたい場合は、日持ちするものを選ぶのがポイントです^^
2. キャラクターもの
よっぽど日本のアニメやキャラクターが好きな人や小さなお子さん向け以外、
キャラクターものは一般のフランス人には「幼い子向け」として映るので、オススメしません。
これは私の失敗談でもあるのですが、
以前10代の女の子にキティー柄のシャーペンをプレゼントしたら、
子供ぽすぎるとすごく拗ねられました(ありがとう、とは言ってくれたけど笑)
フランスで暮らしてみると分かるのですが、
子供コーナーくらいでしかキャラクターものはほとんど見かけません。
キャラクターものの商品の数が圧倒的に日本より少ないので、
子供へのお土産には、ぴったりだと思います。
3. お箸
お箸は悩ましいです。
私も今までにお箸を何人かにあげたことがあります。
あげた時は確かに喜ばれました。
ですが、使う機会がないから引き出しの奥にしまっている人がほとんど> <.
料理が好きなフランス人は多いのですが、アジア料理を試す人が少なく、作っても年に数回。
お箸の出番なしです。
今までに私があげた人も、私がその人の家に行って日本料理を作ってあげるタイミングでしかお箸は登場しません…
もしもこの読者の中に、お箸をお土産にしたい人がいたら、3つほどアドバイスがあります。
- シンプルなお箸を渡したい人数より2〜3人分多くプレゼントする
- 記念品になるようなお箸(飾れるような箱入りのもの)
- 菜箸
1と3について補足します。
まず1つ目は、すっごくオシャレなお箸ではなく、4〜5人セットになったシンプルなお箸を想像してください。
フランスは家に友達や親戚をよんで大勢で食べる事を好むので、
お箸を使うタイミングがある時、数本では足りないからです。
高価なものではなく、数百円のものでもOKです。
フランスで手に入るお箸は中国のお箸(先が細くなっていないもの)が多いので、
日本のスラッとしたお箸は喜ばれますよ^^
3つ目は、先ほども料理好きなフランス人が多いと書きましたが、
料理中ならお箸も出番があるかも!と考えた策です^^
私が実際にあげたのはシリコン製で菜箸の持ち手側の先端に小さいスプーンやフォークがついたもの。
菜箸の長さに慣れるまで時間がかかっていましたが、今でも使ってくれています。
お土産選びの時気をつけたいこと
お土産を渡す相手は必ずしも知っている人ではありませんよね。
海外に行く、となればなおさらです。
選ぶ時に「日本を感じられるもの」にフォーカスしてしまいますが
日本とフランスほど離れた場所になると、文化を理解できず「食べない」「使えない」ままになってしまいます。
どんなものでも使われなかったりゴミになってしまったらもったいないです。
だから私が選ぶ時注意していることは
- すぐに消費してしまえるもの(お菓子など)を選ぶ
- 使うのが難しそうなもの選ばない・次回にする
この2つです。
フランスにはお土産文化がない
最後にもう1つ。「お土産」自体について。
日本とフランスではお土産に対しての考えが全然違うので書いておきます。
日本では旅行に行けば必ず買わなければいけないお土産。
(買わなければ、ってことはないけど義務感ありますよね…)
人のお家に行くときでも手土産を持っていきます。
しかし、フランスではそこまで「買わないと」と構える必要はありません。
例えば、どこか海外へ旅行に出かけた場合でも、手ぶらで帰ってくる人も多いです。
なければないで「お土産ひとつも買ってこないなんて!」と思われることはまずありません。
旅行先であった話を聞かせてもらえればそれで十分です。
現地で「あ、これ〇〇さん喜びそうだな」とか「同僚たちに食べてもらいたいな」と思ったら買う、そのくらいの気持ちです。
なので、例えばこれからホームステイをされる方などは、
あまり構えず「よろしくお願いします」の思いを込めて、食べてもらいたいものを選ぶときっと皆喜んでくれると思います♡
そして綺麗なパッケージじゃなくても大丈夫です。
フランスは「パッケージ」に注目する人はほとんどいないので、
「豪華感」「高級感」「きちんと感」も気にする必要ありません。
どれだけ綺麗でも、びりびりっと豪快に開封されるので。笑 (これが相手への礼儀だ!と言う友人もいます)
勿論相手が誰かにもよりますが、
先ほど書いたようなキットカットでも「もうちょっとちゃんとしたやつの方がいいかな?」と心配しなくてOK。
きちんと見せたい場合は、箱入りを選ぶのも手です。
日本語が書いてあったり、日本人が普段の生活で買うようなお菓子というだけで、異国の人にとっては特別なものです。
オススメ記事をチェックする