支給額は?手当の相場は?どこで使えるの?
就業時における食費支出をカバーできる「食事手当」。
日本の支給方法としては現物支給・現金支給・食券支給などがあります。
また、私が以前日本で勤めていた会社では食事手当はなく、
会社の敷地内に2つ食堂があり(混雑を避けるため)
前菜・メイン・デザートとたくさんのメニューの中から自分の好きなものをとって、
社員カードまたは入金カードで支払いをするシステムでした。
外で食べるよりずっと安く、栄養バランスを考えられ、外でレストランに並ぶ時間が省けるので、私は結構利用していました。
フランスではどうでしょうか?
会社によって手当金額はもちろん異なりますが、食券支給が主流で、
小切手タイプのTicket Restaurant(チケ・レスト)と
銀行カードのようなCarte Ticket Restaurant(キャート・チケ・レスト)と2種類あります。
使える場所は、レストランはもちろん、パン屋さんやスーパーなど。
ただし、昼食時間帯(11時〜14時半)を過ぎると、
「これはお昼だけ使えるから」と断るお店もあります。
こちらの写真が2016年度のTicket Restaurantです(個人情報は消してあります)
大きさは縦7㎝、横13㎝で、お財布のお札部分に入る大きさです。
写真のように◯ユーロと値段が書いてあり、それ以上かかった場合は自己負担になります。
6ユーロ〜10ユーロが相場です。
柄が違うのはTicket Restaurantのブランドの違いです。
レストランでの昼食の相場が8ユーロから12ユーロ、
パン屋さんのサンドイッチの相場が4〜5ユーロなので、十分まかなえる金額です。
Ticket Restaurantは上の写真のように一冊(22枚つづり)が毎月配布され、
一ヶ月で使い切らなくても、余ったら翌月・再来月と持ち越しができます。
2016年と書かれているので、年をまたぐことはできません。
こちらはCarte Ticket Restaurantの説明書です。
毎月決まった金額が振り込まれ、日に使える金額は決まっていて、
Ticket Restaurantに比べて自由度が高いです。
またこのカードかなり便利で、
自分の払った金額はすぐにスマホアプリで確認でき、
Suicaのようにタッチ払いもできるので、
カードを差し込んで暗証番号を入力しなくてもピっとかざすだけで支払いできます。
失くなった時は勝手に使われる恐れがあるので注意しなければいけません・・。
スマートフォンで非接触支払いに対応している端末は、
アプリにカード情報を入れると、携帯で支払いもできます!
また注意点として、Ticket Restaurantは日曜日のお昼にも使えますが、
Carte Ticket Restaurantは日曜日は一切使えません。
—
今日はフランスの食事手当についてまとめました。
日本では食事手当でなくても通常、現金かカード、または食券で支払いですが、
フランスでは通常の小切手(金額を書いてサインするもの)で払う人もかなり多いです。
日本の友人がフランスへ来た時「あのマダムが会計の時書いてた紙は何?」とか
Ticket Restaurantをみて「その紙なに?お金?」と聞かれることがほとんどでした。
日本人からすると紙でお金を払う光景はかなり不思議ですよね。
オススメ記事をチェックする